2010.07.13
コミュニケーション力と学校教育
先日、広瀬中央交流センターにて
「第60回社会を明るくする運動
青少年の非行・被害防止全国強調月間 安来市推進大会」に参加してきました。
保護司会会長、実施委員長のご挨拶の他に、
NPOあしぶえ(劇団あしぶえ)理事長 園山土筆さんによる講演がありました。
演題は「コミュニケーション力」と「対話力」
演劇人、ディレクターとして国際的にも活躍している講師の先生ならではの
外国人と日本人のコミュニケーションの取り方の違いや、
現代の学校教育や家庭内でのコミュニケーションの問題など
非常にテンポよく楽しくお話をされ、90分があっという間でした。
お話のなかでもありましたが、
「今の中学校や高校は、クラスのなかで決まった人としか話さない」だそうです。
1クラスの人数は学校によって差があるものの、
安来、広瀬、伯太ではどうでしょうか?
私自身の経験から言えば、
高校からそういった傾向が少しですがあったような気がします。
ただ、社会人になって数年経った今考えると、
社会のなかでは職場に限らず地域においても、
いろんな価値観の方がいて、
その中で、互いを理解し合いながら生きていく必要があると思います。
その為にもコミュニケーション力というのは大事だと思うのですが、、、、
「上司や先輩と何を話せばいいか分からんわ」
「めんどくさいけん、話しかけん」
もしかして、そういった新入社員も実際は多いかもしれません。
決まった人としか話さないことは、
自分を分かってくれる人としか話さないことであり、
それでは「会話力」は育ちません。
いろいろ考えさせられた講演でした。
長くなりましたが、最後にひとつ。
講演の前には、広瀬幼稚園の園児による可愛いアトラクションがありました。
元気いっぱい、可愛いらしいダンスで見ていてとても和みました。
そして、 園児が声をそろえて
「約束は、必ず守ります!!」と宣言してくれました。
子供の為にも、まず大人が約束を守らなきゃいけませんね。